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こんにちは、タストテンです。
漫画村などで世間を賑わせた、『違法ダウンロードサイトに対して取り締まるという目的』のダウンロード違法化。
そして今回、このダウンロード違法化の拡大に伴い、文化庁が『賛成意見を水増ししてでも』法改正を推し進めようとしています。
この件に関して世論は、『文化庁は与党に正確な情報を提供していない』として批判されています。
今回はダウンロード違法化について知っておきたい問題を軽く解説しつつ、賛成意見を水増ししてでも推進したい文化庁に対する問題点と危機感について考察していきます。
この記事のポイント
- ダウンロード違法化の拡大についての問題点を簡単に解説
- 賛成意見を水増ししてでも推進しようとした文化庁に対する問題点と危機感
ダウンロード違法化についての簡単な概要
ダウンロード違法化についての簡単な概要について触れていきます。
元々ダウンロード違法化は、『漫画村などの海賊版サイトなどに対して違法ダウンロードを取り締まり、対策・撲滅するための法案』でした。
2019年2月13日に取りまとめた報告書の中で、上記の海賊版サイト問題の他に、『ダウンロード自体を違法とし、対象範囲を音楽や映像だけでなく、著作物全般に拡大する』ことを提言しました。
これにより、『ネット上にアップされている画像を保存したり、スクリーンショットで撮影して保存することも著作権侵害にあたる』とされ、世間を賑わせています。
ダウンロード違法化の拡大は何が問題なのか?
何が問題なのかというと、『著作権侵害の範囲が広すぎる上に、ネットを利用する多くの人が侵害にあたりかねない』という点です。
ネット上にある画像やテキストを自分のパソコンやスマホ端末に保存することは、おそらく誰でもやったことがあると思います。
このように、著作権侵害にあたる対象範囲が広すぎる上に、この法案に関する議論が徹底されていないため、制定する側もどこまで理解しているのか不透明です。
当初、漫画村などの海賊版サイトを対策する目的だったので出版社側も賛成していたが、今回の違法ダウンロードの拡大により、『こんなことまでは望んでいない』とコメントまで出しています。
このような状態で著作権法が改正されれば、世間は大きく混乱してもおかしくはありません。
そして今回、このダウンロード違法化の拡大を推し進める文化庁が『賛成意見の水増し』をして、『与党に正確な情報を提供していない』として批判されています。
ダウンロード違法化を推し進めるために文化庁が『賛成意見を水増しした』という危機感
ダウンロード違法化の拡大について問題がある中、『文化庁がダウンロード違法化の拡大を推し進めるために、賛成意見を水増しした』というニュースが飛び込んできました。
※ニュースの詳細については下記のサイトなどで確認いただけると幸いです
徹底議論されないまま、結果ありきでダウンロード違法化の拡大を推し進めようとしている文化庁の姿勢には、呆れを通り越して危機感を抱いています。
そもそもの問題として、『ダウンロード違法化の拡大により、文化庁が社会的規模でどうのような萎縮が起こるのか想像できていない(把握できていない)』点があります。
さらに、結果に無理やり結びつけるために、『目的に対してどのような手段が考えられるのか?手段の中で最善の選択肢は何か?』という筋道を立てずに推し進めている点です。
最善の選択という筋道を立てずに、賛成意見を水増ししてでも結果ありきで推し進めようとしているのは、文化庁が萎縮を想像できていない証です。
『賛成意見を水増ししてでも』推し進めたいということは、文化庁の人間もどこかおかしいことには気づいているはず。
最善の選択を模索しないまま、賛成意見を水増ししてでも、都合の良く進めさせようとしているのは、明らかに異常です。
まずは徹底的な議論をして、今回のダウンロード違法化の拡大についての『目的に対してどのような手段が考えられるのか?そして、手段の中で最善の選択は何か?』という筋道をしっかり立ててほしいですね。
『賛成意見の水増し』は誰が行ったのか、その責任者については未だ不明です。
今後も、ダウンロード違法化の拡大について注視していき、必要に応じて記事にしていきます。
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[記事を書いた人]タストテン
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