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こんにちは、タストテンです。
仕事をするとき、勉強をするとき、一度にどれぐらい時間、集中し続けることができますか?
人間の集中力は、最長でも90分が限界で、実際には30分〜50分ぐらいが持続できる時間と言われています。
集中力がなくなると、ダラダラしたり他のことをしたりして効率が悪くなりますよね。
そのため、
ことが大切になります。
集中作業と小休憩を繰り返し行うことで、必要なときに集中力を切り替えることができるようになります。
そこで今回は、集中と休憩を切り替える方法である時間管理術『ポモドーロテクニック』について紹介します。
誰でもすぐに実践できることなので、気軽に試していただければと思います。
※本記事は、『アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門』と『メンタリストDaiGo / 自分を操る超集中力』のポモドーロ・テクニックの内容を基に書いています。
この記事の内容
ポモドーロテクニックの効果とは?【休憩を挟んで勉強の集中力アップします】
ポモドーロテクニックとは、タイムマネジメント(時間管理術)のひとつです。
短時間に集中的に作業をして、短い休憩を挟む・・・これを何度も繰り返し行います。
25分間の集中作業→5分休憩→25分間の集中作業→5分休憩・・・と、反復的に短時間の作業と休憩を行うことで、『必要な時に高い集中力を発揮させる』という効果があります。
誰でも、いつでも、どこでもできる、簡単かつ効率の良い集中力アップテクニックこそ、『ポモドーロテクニック』なのです。
ちなみに『ポモドーロ』とは『トマト』のことで、考案者のフランチェスコ・シリロ氏が学生時代に愛用していた、『トマト型のキッチンタイマー』から名付けられたとのこと。
ポモドーロテクニックの目的
ポモドーロテクニックの目的は、作業する時間を細かく設定することで、『無理なく集中できる時間』をコントロールすることにあります。
休憩をこまめに挟むことで、作業にメリハリをつけることにつながります。
短いスパンで『集中する時間』と『そうでない時間』を繰り返していくことで、要所で集中力を高い状態(ゾーン)に持っていくことができるようになります。
ダラダラと仕事をするより、時間を決めて集中して作業した方が間違いなく効率が良いですよね。
ポモドーロテクニックに必要なものは?
ポモドーロテクニックに必要なものは、『タイマー』のみです。
タイマーは市販のものでもいいですし、スマホのアプリでも十分です。
自分に合ったタイマーを使いましょう。
ちなみにポモドーロテクニックにちなんだ(?)、トマト型のタイマーもAmazonで販売されています。
ポモドーロテクニックの手順
やり方はとても簡単で、手順もシンプルです。
手順
- やるべきタスクを選ぶ
- タイマーを25分に設定する
- タイマーが鳴るまで、選んだタスクのみに集中する
- タイマーが鳴ったら5分間休憩する
以上が、ポモドーロテクニックの手順になります。
上記の場合、4ポモドーロは『2時間』になります。
加えて、長めの休憩を入れると、2時間15分〜2時間30分になります。
『1ポモドーロ』という単位にピンとこなければ、『1セット』という解釈をしていただければと思います。
ポイント
『1ポモドーロ=作業25分+休憩5分=30分』となります。
これを4ポモドーロ分(2時間)続けたら15分~30分の休憩をしてリフレッシュしましょう。
作業中に別のタスクが割り込まれる場合
仕事上、急に『別の仕事を最優先でやってくれ』といった依頼の割り込みが発生することがあります。
ポモドーロテクニックを実践しているときに急なタスクが発生しても、1ポモドーロが終わるまでは選んだタスクに集中します。
そういった急な案件は、
- (いまやっているタスクを優先したいという)『交渉』
- (いま手が離せないから)折り返し連絡するといった『先延ばし』
を提案してみましょう。
そうすることで、作業のリズムを極力乱さずに、選んだタスクに集中できるようになります。
ただし、どうしても急なタスクを優先する場合は、選んだタスクは一度終了してください。
ポイント
選んだタスクは、なるべく『1ポモドーロ』が終わるまで続けてください。
急なタスクが割り込んできた場合は、『交渉』や『先延ばし』を使い、なるべく選んだタスクを優先しましょう。
5分間の『休憩』で何をするか?
『休憩』と定義していますが、仕事中、30分に一度休憩するのは困難ですよね。
その場合、業務形態にもよりますが、なるべく選んだタスク以外のことをするのが望ましいですね。
例えば下記のようなタスクになります。
- メールチェック
- メール返信
- ちょっとした調べ物
- 印刷したコピー用紙を取りに行く
- 書類整理
- コーヒーを淹れに行く
- 質問や相談をする
・・・など。
こういった短時間の作業などは、『休憩』のときに行うようにしましょう。
ポモドーロテクニックはミーティングにも有効
ポモドーロテクニックは、打ち合わせや会議にも有効です。
ただし、ポモドーロテクニックを他者に無理やり押し付けるようなことは控えましょう。
プレゼンや議題を1ポモドーロで区切る
- 『ひとつの議題につき、1ポモドーロ(25分+小休憩:次の議題の準備)で議論する』
- 『プレゼン時間を、1ポモドーロ(25分+小休憩:次の人の入れ替え準備)で区切る』
といったことができます。
時間を区切ることで、議題に対してダラダラと討論したり、ダラダラとプレゼンするといったことが軽減できるでしょう。
ポモドーロテクニックを作業時間の目安にする
ポモドーロテクニックを開始するときに、最初にタスクを選択しますが、この時に
- 『この仕事は2ポモドーロ(1時間)以内に終わらせる』
- 『数学の勉強は4ポモドーロ(2時間+長い休憩)、国語は6ポモドーロ(3時間+長い休憩)やろう!』
という感じで、タスクの作業時間を『1ポモドーロ』単位で換算できるようにすることで、タイムマネジメント(時間管理)の目安になります。
この目安を持っておくと、1日の作業スケジュールを組みやすくなりますね。
ただし気をつけて欲しいのが、1日の作業時間を単純にポモドーロ数だけで考えてしまうと、
- 『長時間の休憩はしない』
- 『最後の方は時間が足りなくなった』
なんてことになってしまいますので、注意しましょう。
1ポモドーロには長時間の休憩は含まれておりませんので、ランチタイムやおやつの時間などでうまく区切りましょう。
理想は、手順で紹介した『4ポモドーロに1回の長時間休憩』です。
ポイント
- 午前の業務を9時から12時とすれば、5ポモドーロ分に相当します(+長い休憩30分を途中で挟む)。
- 午後の業務を13時から18時とすれば、8ポモドーロ分に相当します(+長い休憩30分を途中と最後に挟む)。
上記はあくまで目安ですが、1日にできる『ポモドーロ数の合計』を把握した上で、『どの作業に何ポモドーロを振り分けるか』がタイムマネジメント(時間管理術)において重要になります。
注意事項
ポモドーロテクニックは、時間を強制する(縛りつける)ものではありません。
あくまで、集中力を高める・生産性を高めるための、タイムマネジメント・ツールです。
集中力が高まっている状態でタイマーが鳴ったからと、そこで作業をやめてしまうと、かえって集中力の低下につながりかねません。
また、『25分間作業に集中する』や『5分の小休憩をする』などは、あくまで目安です。
25分間だと短い場合はもう少し長くしても構いませんし、小休憩は10分にしてもいいでしょう。
自分に合った、最適な『1ポモドーロ』を見つけることが大切です。
注意事項
ひとつのタスクが大きい場合、下記のような設定をしても、あまり意味がありません。
- 『このタスクは100ポモドーロで終わらせる』
タスクを細分化してから、必要なポモドーロ数を振り分けるようにしましょう。
参考文献
今回の記事については、『アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門』および、『メンタリストDaiGo / 自分を操る超集中力』のポモドーロ・テクニックを参考にしながら書きました。
とても為になる本ですので、興味がありましたらぜひ読んでみてください。
さいごに
ポモドーロテクニックは、メンタリストDaiGo氏が著者の『自分を操る超集中力』を読んで興味を持ったのがキッカケでした。
『アジャイルな時間管理術 ポモドーロテクニック入門』と『メンタリストDaiGo / 自分を操る超集中力』の本を読んでからは、タスクを1ポモドーロ単位で考えることが増え、タイムマネジメントをより意識するようになりました。
このおかげか、ひとつひとつのタスクに対して『何ポモドーロ(これぐらいの時間)で終わらせる』といった習慣が、私生活でも実践できるようになりました。
時間というのは1日24時間しかなく、有限です。
時間管理して作業効率が上がれば、ダラダラする時間が減って、よりたくさんのことができるようになりますよね。
ポモドーロテクニックは、今からでも、誰でも、どこにいても実践できます。
自分に合った『1ポモドーロ』を見つけて、作業を効率よくこなしていきましょう!
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[記事を書いた人]タストテン
横浜歴30年以上の横浜大好きブロガー。
ブログ開設1年で年間390万PVを達成。
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